小笠原父島に3ヶ月間滞在した際、実際に食べて美味しかったテイクアウトをご紹介します。
コロナ禍でも小笠原の美味しいものを食べたいと思い、様々な飲食店のテイクアウトを利用しました。
滞在エリアが大村地区だったので、ご紹介するのはほとんど大村地区の店です。
もくじ
父島のテイクアウト事情
父島では、テイクアウトに対応しているお店が多いです。
元々観光客の多い島なので、おがさわら丸出入港時のお弁当や、レジャー参加者のお弁当、観光客の夕食テイクアウトなど、需要があります。
さらに、2020年のコロナウィルス蔓延以降、新たにテイクアウトを始めたお店もあり、テイクアウト対応店は増加しています。
そんな父島で最も栄えている大村地区で、なるべく多くのお店でテイクアウトを試しました。
正直、どのお店も美味しいです！！！
マズイものを見つける方が難しいほど。
そんななか、「父島に来たら、これは食べて帰って欲しい！」と思ったものを厳選してご紹介します。
食事編
居酒屋CHARA 刺身５点盛り合わせ 時価
父島に来たら必ず食べて欲しいのが、小笠原近海で採れた新鮮な魚です。
本島には出回らない、小笠原ならではの魚に出会えます。
居酒屋CHARAでは、お刺身の盛り合わせがテイクアウトできます、しかも5種類！
日替わりなので、毎日魚の種類は異なります。
値段はその日の仕入れた魚によって異なりますが、この日は1,050円でした。
ハーフサイズも選べるので、ソロ旅の方も気軽に注文できます。
正直、他の居酒屋もお刺身は新鮮で美味しいでしょう。
ただ、テイクアウトはあまりないですし、安くて美味しいです。
オーベルジュさとう 島魚のカルパッチョ 時価
父島で本格的なイタリアンが楽しめるお店、オーベルジュさとう。
宿泊先としても利用でき、2部屋限定のお宿。食事が美味しい宿って魅力的ですよね。
２回ほど当日飛び込みでテイクアウトをお願いしにいった所、満席＆多忙で断られてしまいました。
後日、数日前に電話で予約し、無事に注文！！
利用する場合は、数日前に電話で予約しておいた方が良いです。
私たちが注文した料理は、「島魚のカルパッチョ」「ペスカトーレ」「トマトと生ハムのピザ」「ポテトフライ」。
島魚のカルパッチョは、絶品です！
島魚の上にのった、シャキシャキのソースが重層的で味わい深い。
玉ねぎ・オリーブ・パセルのみじん切りに、ディルやピンクペッパーをのせた組合わせは最高です。
酸味や塩味というより、甘味と旨味を感じました。
「ああ～幸せだな～。」と、呟いてしまった1品です。
ボニーナ ポキ丼 1050円
南国の島ハワイにはアヒポキという郷土料理があります。
「ポキ」は、魚を小さく切るという意味なのだとか。
ボニーナのポキ丼は、鮮魚の漬け丼のような感じで、海藻とうずらの卵が乗っているところが特徴的です。
味がしっかり付いていて、まったりした口当たり。
ごま油のような香ばしい香りがしました。
横に添えてある、しょうがも美味しい！
一般的なガリというより、しょうがのきんぴらみたいな感じです。
残念ながら、写真を撮りそびれたので、食べログサイトのせておきます。
テイクアウトの場合は、味噌汁は付きません。
ボニーナ （Bonina） – 小笠原諸島その他/西洋各国料理（その他） | 食べログ (tabelog.com)
ごろすけ 太巻き650円＆スリランカ風サバカレー750円
店主がおひとりで営む、ボリューム満点のお弁当屋さん五六助。
注文を受けてから1品ずつ作りたてを提供しているため、昼頃は列ができています。
わたしのオススメは、太巻きです。
太巻きは、おがさわら丸出港日限定メニュー！
スパム・卵焼き・きゅうり・かんぴょう・桜でんぷんが入った太巻きです。
正直、父島っぽさはないです。
（かろうじてスパムが南国感？）
ですが、とても美味しい！甘味と塩味のバランスが最高。
そして、とにかくボリュームがすごいんです。
一度に食べきれず、昼・夜に分けて食べました。
後日、再度購入した時は、スパムがソーセージになっていました。
個人的には、圧倒的にスパムの時が美味しいです。
【補足】スリランカ風サバカレーも美味しい。
スリランカカレーの特徴である魚（サバ）とココナッツミルクを使ったカレーです。
玉ねぎ・トマト・なすが入っていて、さらっとしたカレーソース。
辛さは、辛口～大辛レベル。
1人前750円なのですが、お米の量はご飯３杯分くらい入っていて、カレーもそれと同等量なので、かなりのボリュームです。夫婦２人でおなかいっぱいになりました。
とにかく、ごろすけのお弁当はどれも量が多い！たくさん食べたい方にオススメです。
チャーリーブラウン 自家製ベーコンのピザ1200円＆タコのエスニック風マリネ750円
アメリカンテイストの鉄板ダイニング、チャーリーブラウン。
鉄板で焼くハンバーグなどがメインのお店なんだと思いますが、私はサラダ・マリネ・ピザをテイクアウトしました。
自家製ベーコンとトマト、そしてた～っぷりのチーズがのった美味しいピザでした。
そして私が最も気に入ったのが、「島ワモンダコとパパイヤのエスニック風マリネ」です。
他のお店でも島ワモンダコをおいている所はあるのですが、刺身やカルパッチョが多く、エスニック好きの私としては、この食べ方は大ヒットでした。
居酒屋ふくちゃん 日替わりメニュー
焼き物やもつ煮など、これぞ居酒屋！というメニューが揃っている、居酒屋ふくちゃん。
何度かお世話になりましたが、だいたい「本日のおすすめ」から数品を選びました。
鉄火丼・もつ焼き・牛煮込みパスタ・ハンバーグ・えびマヨ・・。
毎回違うので、今日は何かなと楽しみです。
なかでも美味しかったのが、牛煮込みパスタ！！
全然居酒屋っぽくないですが、牛肉がホロホロとなるまで煮込まれていて最高です。
カフェ＆スイーツ編
温暖な気候である父島では、様々な果実が収穫されます。
そのため、果実を使った個性的なスイーツが豊富です。
島生活で私を癒してくれた、おすすめをご紹介します。
おやつのにわ 台湾風ココナッツかき氷 850円
民宿南国荘が営む、おやつのにわ。
- 敷地内のにわでは約20種類のトロピカルフルーツを育てています。全メニューに市販のジュースは一切使わず、全て当店で絞った果汁を贅沢に使用し、フルーツ本来の味を味わっていただこうと手間暇かけています。
出典 おやつのにわ | 民宿 南国荘 (nangokuso.com)
そのなかで、私がいただいたのが「台湾風ココナッツかき氷（黒蜜＆タピオカ）」です。
台湾風は、水氷ではなく果汁の氷を削って食べます。
そのため、どの部分を食べても果実を味わえるのです。
（シロップかかってなくて薄い・・、みたいな事がありません。）
おやつのにわにある、やしの木で採れたココナッツを使っているそうです。
生のココナッツの実を割り、ココナッツを取り出して削り、ミルクを絞って作っているそうです。
ココナッツの自然な甘さとコクがたまりません。
こんな贅沢なかき氷、なかなか食べられないと思います。
おやつのにわ 島レモンレアチーズかき氷 750円
またまた、「おやつのにわ」のかき氷です。
（このふたつ、どちらも美味しくて選びきれませんでした）
クリームチーズとヨーグルトが入ったかき氷です。
シロップとして、レモンカードという、父島で販売されている島レモンを使ったカスタードクリームがかかっています。
また、島レモンのシロップ漬けと、皮を削ってふりかけているので、レモンのさわやかな香りとほろ苦さがアクセントになっています。
一人で切り盛りしていらっしゃるので、忙しい場合はアイスクリームのみとのこと。
アイスクリームも種類豊富で、どれも美味しそうでした。
（私は、紅茶と島夏みかんのアイスを実食。ピールのほろ苦さが絶妙でした。）
ローカルベーカリー シナモンロール＆クランベリークリームチーズパン
ある村民の方が「美味しいよ！」と教えてくれたお店。
この店の、クランベーリークリームチーズが美味しいと。納得の美味しさでした。
自宅の近所にあったら、絶対通うレベルに美味しいパン屋です。
２回行って、シナモンロール・ウインナーロール・クランベリークリームチーズ・あんぱん・焼きカレーパン・チョコバナナカンパーニュ・ピザパンを選びました。
わが家の一押しは、シナモンロールです！
くどくない甘さと、フワフワの食感がすばらしかったです。
後日行った時は、ちょうど出港日にあたる土曜日朝だったので、長蛇の列ができていました。
地元のファミリーががお皿いっぱいにパンを買っていく姿が印象的で、親しまれているパン屋さんなのが伝わってきました。店員さんの雰囲気も気さくであたたかくて素敵でした。
お店が小さいので、大人が４人くらい入ると密な感じになります。
できれば週末・出港日以外に行く方がよいと思います。
それか、早朝予約販売を受け付けているので、前日１１時までに予約すれば、オープン前の７：００～受け取りができます！密を避けて美味しいパンが購入できるので、そちらも利用してみてください。
曼荼羅ＣＯＦＦＥＥ
父島のおしゃれカフェといえば、曼荼羅ＣＯＦＦＥＥ。
島の若者が多く訪れていました。
時間があるならば、音楽を聴きながらゆっくり過ごしてほしい雰囲気のよいカフェです。
もちろん、テイクアウトも対応しています。
ドリンク全般と、ケーキ・クッキーなどの焼き菓子を販売していました。
最後に
私のベスト３
滞在中時間がない方へ！１日コースのご提案です。
厳選の中からさらに超厳選した「私の父島テイクアウトベスト３」をご紹介します。
- ローカルベーカリー シナモンロール＆クランベリークリームチーズ
- おやつのにわ 台湾風ココナッツかき氷（タピオカ＆黒蜜）
- オーベルジュさとう 島魚のカルパッチョ
午前中にローカルベーカリーでパンを買って昼食に食べて、午後はおやつのにわでかき氷タイム。
そして夕食は、オーベルジュさとうの島魚カルパッチョ+パスタやピザを注文！！
１日で全部回れるので、よかったら試してみてください☆
